秋になり、着物を着て歩いている小さな子供達を見かけてふと「あれ、もしかして
うちの子ももう七五三をお祝いする歳?」と気が付いてあわてた思い出があります。
七五三はいつ、何歳の時にお祝いをするものなのでしょうか。
七五三はいつお祝いするの?
七五三は一般的に11月15日にお祝いをすることになっています。
2017年の11月15日は数年ぶりに大安の日になることから、
「やはり七五三は11月15日の日にお参りをしたい」と思っているご家庭で
この日は神社やお寺、写真館などの予約が混み合う可能性があります。
しかし最近ではこの「11月15日」にこだわらず、10月、11月の週末にお子さんと
お参りに行く家族が増えています。2017年は11月3日(金)の文化の日が大安日と
重なっているため、この日に七五三をお祝いするご家庭も多いでしょう。
2017年に七五三のお祝いで神社やお寺が込みそうな日は:
10月22日(日・大安)
10月28日(土・大安)
10月29日(日・赤口)
11月3日(金・大安)文化の日
11月11日(土・先勝)
11月12日(日・友引)
11月15日(水・大安)
11月19日(日・大安)
七五三のお参りを11月15日に行うようになった理由は、いろいろな説がありはっきりとは
分かっていません。
その日が二十八宿という暦上の「鬼宿日」で、鬼が出歩かない吉日だったから、
7と5と3をすべて足した数字が15なので11月15日になった等の説があるようです。
七五三は満年齢でするの?数え年でするの?
女の子は一般的に3歳と7歳に七五三のお祝いをします。
男の子の場合には5歳だけお祝いする地域と、3歳と5歳にお祝いする地域があります。
3歳のお祝いをするかしないかはご両親の気持ち次第です。また兄弟・姉妹の
年齢を考えて、一緒にお祝いをしてもいいでしょう。
さて、七五三の参拝、お祝いをする年齢は、満年齢で数えるのでしょうか、
それとも数え年で数えるのでしょうか。日本では古来、年齢を数えるとき、生まれた年を
1歳として計算していました。これが数え年です。
昔は数え年で七五三をお祝いするのがほとんどでしたが、現在は数え年、
満年齢、どちらで祝っても良いとされています。
例えば3歳のお祝いを数え年で行う場合には、満年齢でいうとまだ2歳です。
2歳では着物を着てしっかり歩くことは難しいでしょうから、心配な方は
満年齢で3歳になってからお祝いをするのもよいでしょう。
兄弟姉妹で一緒に七五三のお祝いをしたいのですが…
兄弟や姉妹がいる場合には、上の子は満年齢、下の子は数え年で一緒にお祝いをする
など、現在の七五三は子供の年齢に合わせ自由に時期を選ぶことが多くなっています。
例えばうちの子は上の子と下の子が4歳違いです。
男の子は3歳にはお祝いをしない地域もあるとは聞いていましたが、
上の女の子が満年齢で7歳の時に下の男の子が満年齢で3歳だったので
ちょうどよいと思って一緒に写真を撮りました。
2人で一緒に着物を着た写真はかわいくて、とてもよい思い出になっています。
兄弟姉妹の年齢を考えて、数え年、満年齢にこだわらず良いタイミングでお参り、
お祝いをしてあげて下さいね。
七五三には何をするの?
七五三は子供が無事に成長したことをお祝いする行事のひとつです。
現在では一般的に、「神社で参拝」「家族で写真撮影」「家族で食事する」というスタイルが多いようです。
写真撮影ですが、小さな子供が慣れない着物を着て移動するのは大変ですから、
できれば神社やお寺の近くで着付けをし、すぐに写真撮影をするのがよいと思います。
そのあとお参りに行って参拝した後、すぐにフォーマルな服に着替えさせてあげて、
家族でお食事等を楽しむのが、いちばんスムーズいく流れでしょう。
どこの神社でお参りをする?
お宮参りをしたなど、自宅近くの神社に縁があるならばそちらが馴染みがあって
いいですよね。
ただ、うちのように転勤を繰り返している家族には馴染みの神社というものが
ありません。その場合には住んでいるところの近くの神社で祈祷をあげてもらいましょう。
ただし参拝当日に予約なしでいきなり行くと、長く待たされるか断られる可能性も
ありますので、七五三のお祝いをする日程が決まったら、早めに神社やお寺に
祈祷の予約、また写真撮影や着物のレンタルの予約を済ませましょう。
ご参考までに、東京都内で七五三の祈祷ができる神社をご紹介します。
七五三詣りの予約はこちらから
まとめ
子供が2人、3人いる場合には、何度も七五三のお祝いをするのは正直いって
大変ですよね…。上のお子さんが7歳の時に、下のお子さんも一緒にお詣り、
写真撮影を済ませてしまう等、うまく計画を立てたいですね。