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夏のお弁当を痛まないようにする方法、入れてはいけない食材

食べものが腐りやすい梅雨、暑さで食品が痛んでしまう夏。
そんな時期でも子供達には毎日お弁当を持たせなければなりませんから、作る方としては悩むところです。

ちなみに現在私は年じゅう暑~い東南アジアに住んでおります。
幸いにも子供達は毎日給食があるのですが、課外学習や遠足の日に「お弁当持参」と言われ、最初は悩みました。

「この猛暑の中、何時間もお弁当を持ち歩いてお昼まで持たせるにはどうすればいいんだろう..?」
こうして得られた、暑い日もお弁当を痛まないようにする方法をご紹介します。

おかずには必ず火を通したものを入れ、まぜごはんは避ける

おかずには必ず火を通したものを入れます。生野菜はお弁当にはよくなく、
特に生のキュウリは危険。お漬物のように塩分の強いものでしたら大丈夫です。

梅雨時期や夏のお弁当に入れてはいけない食材をまとめてみました。

 

生野菜:レタス、キュウリ、トマト、キャベツなど
ただしお弁当の彩りにかかせないミニトマトは、ヘタを取り除いた後によく洗ってキッチンペーパーで水分をしっかりとふき取るなら使ってもOK。
トマトの汁が出ないように「爪楊枝やピック」等で突き刺さないようにします。

 

混ぜご飯、チャーハン
具や調味料で味付けをしたご飯は腐りやすくなるので要注意です。
特に具材に卵を使っていると、食中毒になる可能性が高くなります。

<ご飯に混ぜても良いものは?>

おにぎりの具としてサケフレークや明太子、たらこ、じゃこ等の要冷蔵の物
そのままおにぎりに入れるのも危ないです。
夏場のご飯に混ぜてもOKなのは、海苔、青のり、ゆかり、ふりかけ、ごまなど
常温保存できる乾物系だけです。
さらに、これらの物もご飯が冷めてから混ぜたりご飯の上にのせたりした方がより安全です。

 

練り物、加工食品、乳製品
かまぼこ、ちくわ、ハムなどの練り製品や加工製品は、夏場食中毒の原因となりやすい食材
ですので入れないようにしましょう。またチーズなどの乳製品も夏場のお弁当には入れないようにしましょう。

 

煮物
火を通せばすべて大丈夫?と思いますが、煮物は水分が多いので夏場はとても傷みやすい
要注意メニューです。どうしても入れたい場合は濃い目の味付けにして、
しっかりと煮詰めるのがポイントです。

 

マヨネーズをつかったポテトサラダ
子供が大好きなポテトサラダやマカロニサラダは水分が多く、腐りやすいメニューです。
サラダに和えてあるマヨネーズに卵が入っているため傷みやすいのです。
タルタルソースやドレッシングはおかずにかけずに、食べる直前にかけるようにします。

 

果物
生の果物、特にカットフルーツは水分がでやすく菌が繁殖しやすいので、梅雨から夏場の
お弁当には入れないようにしましょう。

また、どんなに洗っていても食材は手では触らず、乾いたお箸やしゃもじなどを使ってお弁当箱につめましょう。

 

おかずを前日から冷凍し、保冷剤の代わりにする

おかずごと保冷剤にしてしまうテクニックをご紹介します。

きんぴらやウインナー、炒り卵、シュウマイ、ひじきなど、冷凍の影響を受けにくいおかずは前の晩から冷凍をしておきます。
翌朝、お弁当箱に凍ったままの食材をその他の食材と盛り付ければ、冷凍したおかず自体が
保冷剤の代わりになり、他のおかずも守ってくれます。
食べる頃には冷凍したおかずも解凍されており、おいしくいただけます。

 

まとめ

入れてはいけない物が多くて、夏のお弁当作りは難しいですよね。

生ものをいれない
水分を多く含むものをいれない
ごはんやおかずは冷ましてからつめ、フタをする

これが夏場のお弁当作りの基本でしょう。
できれば夏場のお弁当は、冷蔵庫か涼しい場所に保管しておいて欲しいですよね…。

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