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スペイン語でのメールの書き方 挨拶・末尾・例文など

英語が世界の共通語といえども、「簡単な挨拶ぐらいは相手の母国語でメールを書いてみたい!」と思うことがあるのではないでしょうか。スペイン語を話す知人、友人、または会社や取引先の人にスペイン語でメールを書きたいという方のために、基本的な書き出しの挨拶と末尾文の書き方をご紹介します。

スペイン語でのメールの書き方 挨拶・冒頭・書き出し文

手紙の場合には紙の右上に日付、手紙を書いた場所(Tokyo, Japón等)を書きますが、メールの場合はそれらを省略して挨拶から始めます。

<親しい人にあてたメール>

敬称(拝啓~様)の部分 読み方 意味
¡Hola Juan!¿Qué tal?

¡Hola, amigo!

Mi querido amigo:

Mi querida amiga:

¡Buenos días María!

Querido Pablo:

Querida Julia:

Queridos amigos:

Queridas amigas:

オラ ホアン、ケタル

オラ、アミゴ

ミ ケリド アミゴ

ミ ケリダ アミガ

ブエノスディアス マリア

ケリド パブロ

ケリダ フリア

ケリドス アミゴス

ケリダス アミガス

やあホアン、元気?

やあ君(友達)

親愛なる友へ(男友達)

親愛なる友へ(女友達)

こんにちはマリア

親愛なるパブロ(男性)

親愛なるフリア(女性)

親愛なる友たちへ(男友達複数または男女混合)
親愛なる友たちへ(女友達複数)

 

<フォーマルまたはビジネスで書くメール>

Estimado señor:

Estimada señora:

Estimados señores:

Estimadas señoras:

Estimado Director:

Estimada Directora:

Estimada Profesora:

Estimado Profesor:

エスチマド セニョール

エスチマダ セニョーラ

エスチマドス セニョーレス

エスチマダス セニョーラス

エスチマド ディレクトール

エスチマダ ディレクトーラ

エスチマダ プロフェソーラ

エスチマド プロフェソール

拝啓(男性にあてた場合)

拝啓(女性にあてた場合)

拝啓(男性複数、または男女複数にあてた場合)
拝啓(女性複数にあてた場合)

拝啓、ディレクター殿(男性)

拝啓、ディレクター殿(女性)

拝啓、先生殿(女性)

拝啓、先生殿(女性)

 

疑問符(¿ と ? ではさむ)や感嘆符(¡ と !ではさむ)、拝啓の後の(:)も必要ですのでお忘れなく。

スペイン語でのメールの書き方 末尾・締め・結びの文

<親しい人にあてたメール>

「敬具、草々」にあたる部分 読み方 意味
Un beso, ウンベソ キス
Besazos, ベサソス キス(小さなキス複数)
Un (fuerte)abrazo, ウン(フエルテ)アブラソ (強い)抱擁
Nos vemos pronto, ノスベモス プロント またすぐに会おうね
Hasta luego, アスタ ルエゴ またね
Hasta pronto, アスタ プロント またすぐにね
Hasta la próxima, アスタ ラ プロキシマ また次の機会にね
Te mando un gran saludo, テマンド ウングラン サルド 心からの挨拶を送ります
Te mando un beso fuerte, テマンド ウンベソ フエルテ 強いキスを送ります
Saludos, サルドス さようなら
Te cuidas, テ クイダス 気を付けて
Con cariño, コン カリーニョ 愛情をこめて
Besos y abrazos, ベソス イ アブラソス キスと抱擁を
Que te vaya bien, ケテ バジャ ビエン 元気でね
Se despide de ti, セ デスピデ デチ じゃあね
Nos estamos escribiendo, ノス エスタモス エスクリビエンド 連絡を取りあおうね
Esperando con ansiedad noticias tuyas, エスペランド コン アンシエダッド ノチシアス ツーヤス あなたからのメールを待ってます

<フォーマルまたはビジネスで書くメール>

Gracias,

Atentamente,

Un cordial saludo,

Respetuosamente,

Saludos cordiales,

 

グラシアス

アテンタメンテ

ウン コルディアル サルド

レスペツオサメンテ

サルドス コルディアレス

ありがとうございます

敬具

敬具(敬意をこめて)

敬具(敬意をこめて)

敬具(敬意をこめて)

スペイン語でのメールの書き方 書き始めの例文

「敬称」や「拝啓」の後は、どのようにメールを始めればよいのでしょうか。
親しい人へのメールは、日本と同じように相手の様子を聞いたり、こちらの近況を報告したりして、本文につなげます。

<親しい人へあてたメールの書き出し文例>

Querido amigo:
(親愛なる友へ)Hola! Como te va? Como está tu familia? Por aquí todos están muy bien.
(やあ、元気?家族はどう?こちらはみんなとても元気です。)
Como te va? Ha pasado mucho tiempo.
(元気?)(久しぶりだね)
Que hay de nuevo? Que me cuentas de ti?
(最近どう?)(何かあった?)
Espero que te encuentres bien de salud.
(君が元気だといいんだけど。)
Espero que todo te esté yendo bien.
(すべてがうまくいってるといいんだけど。)
Desde aquí te escribo para saludarte.
(君の様子を知りたくてこうやってメールを書いています。)

このような書き出しの後、本文に入っていきます。

 

<親しい人へあてたメールの末尾の文例>

Bueno, te cuidas mucho y nos vemos dentro de pocos días. Saluda a tu familia de mi parte, y hasta pronto!
(それじゃあ体に気を付けて。またすぐに会おうね。君の家族にもよろしく。またね!)
Esperando tu pronta respuesta, te abraza con el gran cariño que te tengo.
(君からすぐに返事が来るのを待っています。強い愛情をこめて君を抱きしめます。)

 

<ビジネスやフォーマルなメールの末尾の文例>

ビジネスメールやフォーマルなメールでは、「拝啓」等の後はすぐに本文に入ります(相手が自分のことを知らない場合には、自己紹介をした後、本文に入ります)。

形式的なのは末尾の締めの文書で、多くの場合、メールを読んでくれたお礼や返事を待っているという一文を添えて、文章を終えます。

A la espera de sus noticias, le doy las gracias anticipadas por la atención prestada a esta solicitud, le saluda atentamente.

(では、あなた様からのお返事をお待ちしております。このお願いをご考慮いただけることを、前もってお礼申し上げます。敬具)
(サイン)

Les agradezco de antemano la atención recibida y quedo a la espera de sus noticias.

Atentamente,

(以上をご考慮いただけますことに、あらかじめお礼申し上げ、お返事をお待ち申しております。

敬具)

(最後にサインをする)

Quedo a su disposición por si quisieran solicitarme más información a través de esta dirección de correo electrónico: xxxx@xxx.com

Un saludo cordial,

(その他ご質問がございましたら、このメールアドレスまでご遠慮なくお申し付けください:xxxx@xxx.com

敬具)

(サイン)

 

まとめ

日本ではフォーマルな手紙の書き始めには、「拝啓秋雨の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。」のような形式的な挨拶文を書きますが、スペイン語ではそのような決まった挨拶文はなく、すぐに要件を書き始めます。

知人や友人とのメールでは、”querido””besos””abrazos”など日本人にとっては少し照れくさい語を使いますが、恋人同士でなくとも普通に使う単語などで、スペイン語のネイティブになりきって使ってみてください。

 

 

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