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最も住みやすい国はどこ?海外赴任先人気ランキングトップ10

海外赴任を決める際、特に家族をつれて赴任する際には、自身のキャリア面だけ
ではなく、住みやすさ、子供の教育、安全面、生活費の安さ、現地の人々との関係等、
さまざまな側面を考えなければいけません。どこの国が赴任先として人気があるのでしょうか?世界中の駐在員をつなぐInterNationsのサイトが、人気の海外赴任先に関するアンケートをとった結果をご紹介したいと思います。

海外赴任先人気ランキング2016 トップ10

世界の60か国を対象に、14000人以上の海外駐在員に対してとった2016年のアンケート結果です。調査の際には、生活の質、住みやすさ、経済面、キャリア面、家族との生活等に
ついて細かく質問を分け、174か国のさまざまな国籍の駐在員が答えました。

1位 台湾

2016年にトップにたった国は台湾。台湾の駐在員の93%が「総合的に生活の質に満足」
と答えました。経済的はもちろんんこと、余暇の充実、自身の幸福度、交通機関の発達、
旅行のしやすさ、健康・衛生面、安全面をトータルして台湾が最も海外赴任先として人気の国になっています。確かに中国語は駐在員にとって現地になじむ障壁となってはいますが、
その他の生活の質が高いために、言語の壁を越えて暮らしやすい国第1位に選ばれました。

2位 マルタ共和国

2016年は3位から2位に浮上。イタリア・シチリア島の南に位置する国で、面積は東京23区のの半分の大きさ。言語はマルタ語と英語が公用語。
自動車の通行区分は日本と同じ左側通行で、日本から輸入された中古車が多く使われて
いるため、対日中古車輸入および関連産業が盛んな国です。

3位 エクアドル

2014年と2015年にはトップの座だったエクアドルは第3位に。
南アメリカ西部に位置する共和制国家で、北にコロンビア、東と南にペルーと国境を接し、西は太平洋に面する国です。公用語はスペイン語。
鉱業、農業、漁業がエクアドル経済を支える3本柱。また「リタイア後に移住したい国ランキング」世界1位で、理由としては過ごしやすい気候、高度で安い医療費、物価の安さが挙げられ、リタイヤメントビザでの北米からの移住者が約4000人いるそうです。
観光地としては本土から西に1,000km程離れたところに所有するガラパゴス諸島が人気。

4位 メキシコ

現地での友人の作りやすさ、言語の習得のしやすさの面でナンバー1なのがメキシコ。
ちなみに交際面で上位なのはメキシコにつづいてコスタリカ、ウガンダです。
いずれの国も現地の人たちが外国人に対してオープンなのでしょう。事実上の公用語はスペイン語です。
首都として人の集まるメキシコシティや、それ以外の地域においても失業者の増加と社会的・経済的不安定要因が治安情勢の一層の悪化を招いていますが、赴任先としては人気の国なのですね。
2013年のメキシコのGDPは1兆2,609億ドルで世界15位。韓国とほぼ同じ経済規模で(2013年のデータ)、ラテンアメリカではブラジルに次いで2位にあたります。カリブ海沿岸地域を中心にして油田が多く、また地下資源に恵まれた世界でも有数の国です。特に銀の埋蔵量については、現在でも世界第2位であり、16~19世紀初期までの銀の埋蔵量は世界の生産量の半分を占めていました。

5位 ニュージーランド

6位 コスタリカ

7位 オーストラリア

8位 オーストリア

9位 ルクサンブルグ

10位 チェコスロバキア

家族面で人気なのはフィンランド、チェコスロバキア、イスラエルが上位3国。仕事とプライベートのバランスがとりやすい国なのでしょう。
キャリア面を考えると、ルクサンブルグ、台湾、ドイツが良いようです。
海外赴任でキャリアップできる国、できない国、女性が赴任して活躍できる国

日本、台湾、オーストリアの3国は「生活の質が高い国」としてそろってトップです。

2016年に特に順位を大きく上げたのがベトナム。35位から11位に上がりました。またウガンダも45位から25位に上昇。ベトナムとウガンダの2国は「現地にとけこみやすい」「仕事面」でポイントが高い国です。

反対に順位を大きく下げたのがスイス。2015年に14位だったのが2016年は31位。駐在員が現地になじみにくい点が、順位を落とした理由のようです。その他、順位が大きく下がった国はアラブ首長国連邦(21位下落)、インドネシア(20位下落)、香港(18位下落)。

 

海外赴任先人気ランキング2016 ワースト10

では、どこの国が赴任先として人気がないのでしょうか。

ワースト1位 クウェート
ワースト2位 ギリシャ
ワースト3位 ナイジェリア
ワースト4位 ブラジル
ワースト5位 サウジアラビア
ワースト6位 エジプト
ワースト7位 モザンビーク
ワースト8位 カタール
ワースト9位 イタリア
ワースト10位 タンザニア

クウェートは仕事とプライベートのバランスが取れない国として不人気のようです。
長期間に渡って家族と共に移り住む場合には、特にワークバランスの質は重要ですよね。

 

まとめ

世界の駐在員に住みやすいと人気の台湾。日本人にとっても住みやすそうですね。
個人的に気になるのはメキシコ。友人が2人住んでいますが、暮らしやすいようです。
また、現地で仕事があるのならばマルタ共和国も海に囲まれていて快適そうですね!

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