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喪中はがきは親族のどこまでの範囲で出すべき?はがきを出す対象範囲は?

年賀状を準備する季節となりましたが、年内に親族に不幸があった場合には、
どのように喪中はがきを出さなければならないのか、迷うものです。
どこまでの範囲の親族に不幸があった場合に、自分は喪中はがきを出すべきなのでしょうか?また、葬儀に来てくださった知人や自分の親族にも喪中はがきを出すべきなのでしょうか?

喪中はがきを出す場合、親戚のどこまでの範囲を対象にするの?

一般に、配偶者と自分を中心とした一親等(父母・子)と、
生計を共にしている二親等(祖父母・兄弟姉妹・孫)にあたる人が亡くなった時は、
喪中・年賀欠礼状(喪中はがき)を出す習慣があります。

つまり、喪中とする場合が多い近親者の範囲は:

  • 夫・妻
  • 父母・義父母
  • 生計を共にしている兄弟・姉妹
  • 生計を共にしている祖父母
  • 生計を共にしている孫

しかしこれは一般的な例であり、どの範囲まで喪中にするかは地方や家の習慣に
より様々です。何よりも、喪中とする本人の気持ちを基本とします。

例えば実の兄弟や姉妹でも、生計を共にしていない場合には、すでに喪が明けていれば(兄弟姉妹の服喪期間は90日)例年通りに年賀状を出しても差し支えないことになっていますが、実際は本人の気持ち次第です。お正月を祝う気持ちにならないという場合には、
喪中としてもよいのです。

 

喪中はがきを出す対象範囲。葬儀に来てくださった方にも出すべき?

喪中はがきを出す方の範囲に関しては特に決まりはありませんが、一般的には亡くなられた事をご存知の方や葬儀に来られた方にも、
今まで年賀状のやり取りをしていた方にはお出しすることが多いようです。

喪中はがきは、「今年は悲しい事のあった一年でお互いに寂しいお正月ですが、どうぞお健やかに新しい年をお迎え下さいませ。」
という気持ちを伝えるという意味もあるので、すでに亡くなったことを知っている方にもお送りしてよいでしょう。ただお互いに喪に服されている親族の方へは、「分かっていてお互い様」ということで、出さない場合もあります。

 

喪中はがきを出す時期はいつがいい?

喪中はがきの出す時期は、相手が年賀状を購入する前に届くようにするのが望ましいです。
また、遅くとも、郵便局の年賀状受付開始日以前に相手方へ届くように出すのがマナーです。

年賀はがきは例年11月1日に発売されます。発売日に年賀はがきを購入してしまう方のために、本来であればそれ以前に喪中はがきが届くように出すのが好ましいです。しかし実際に
ほとんどの人は12月になってから年賀状を準備しはじめますので、遅くともその前の11月下旬までには相手に届くように喪中はがきを出すようにしましょう。

 

まとめ

自分と故人と送り先との関係によっては、夫婦の一方は喪中欠礼・他方は
平年通り年賀状を送ることもありえます。夫婦連名で年賀状を交換している相手に対しては、夫婦でよく相談して、喪中はがきを出すかどうかを決めましょう。

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