セルジュ・ゲインズブールとジェーン・バーキンの娘であるシャルロット・ゲインズブールは今45歳。New York Magazineのインタービューの中で、彼女は自分の大きな鼻がずっとコンプレックスだったと言っています。
彼女は自分のコンプレックスをどうやって克服することができたのでしょうか。
シャルロット・ゲインズブールが大嫌いだった自分の鼻
シャルロットは小さな時から「自分は美しい人達に囲まれていた」といいます。
「私の家族はみんな美しかった。おばあちゃんは信じられないくらいきれいだった。
私のお母さん(ジェーン・バーキン)は自分のことを恥ずかしく思っていたけれど、
ものすごくきれいだった。私の義母も美しかった。ルー(義理の妹)も信じられないほどに。彼女は私より4歳年下で、ブロンドだったわ。」
そんな美しい女性達に囲まれていた彼女は、いつも自分を「みにくいアヒルの子」のように
感じていたという。
「お父さんに(セルジュ・ゲインズブール)はいつも私に”大きな鼻は、おまえの個性
(キャラクター)なんだよ”と言っていました。私は鼻を整形したかった。
自分の鼻が大嫌いで、いつも恥ずかしかった。でもお父さんはこう言ったの。”ジュリエット・グレコはすばらしい大きな鼻をしていたけれど、残念ながら整形をしてしまったせいで、
もう彼女ではなくなってしまったんだ” だから私はずっとこの鼻のままなのよ。」
どうやって自分のことを美しいと思えるようになったか
自分のことを美しいと思えなかったシャルロットは、ある時他人がこういうのを聞きます。
「シャルロットってなんておもしろいんだろう!」
その時、彼女は「自分のいいところは、自分の見かけによるものじゃないんだ」と思ったそうです。
そして自分の嫌いだった鼻を受け入れました。
今では自分の昔の写真を見て自分が美しかったと思えるそうです。
「もっと早くに自分自身のことを受け入れていられたら、小さい頃から自分のことを好きになれていたのに。」
彼女には現在14歳になる娘さんがいます。娘さんに「美しさ」についてひとつだけ教えてあげるのとすれば、
「ありのままの自分を受け入れること。」
だそうです。
アンバランスさは魅力になり、ブスな部分はアクセントになる
シャルロットの言葉は、他のパリジェンヌもよく言っています。
フランス女性の不思議な美しさはどこからくるのか。他の国の女性とは違う美意識
メイクアップアーチストの吉川康雄さんの「生まれつき美人に見せる」という本に
書いていることが、同じことにつながるのかなと思ったのでご紹介します。
ブスはアクセントになるので、そのまま放っておく
基本的にブスな部分は放っておきましょう。
ブスはアクセントになります。人間は、「ちょっと変だな」というものにいちばん惹かれます。
変な部分があるというのは、立派な個性であり、あなただけの美しさをつくるための
大切な要素。だから、自分の変なところに簡単に×をつけてはいけません。ブスと美人の部分のアンバランスさは、とてつもない魅力を生むのです。
一度、変だと思う部分は忘れて、自分の中の「美人」を育てることに専念しましょう。
そちらの方が独特の美人になれます。
(中略)
自分の持っている美人の部分をとことん伸ばして、ブスの部分は放っておけばいいのです。
美人とブスが混ざり合うと、より魅力が増す。
ありのままの自分の体を受け入れることで、アンバランスさは魅力になり、
ブスな部分はアクセントになるんですね。